義務的「終活」 その5 遺言書の本当の意味 『戸籍謄本に間違いもあります』

遺言書は、必要です。  遺言書が、必要ない人はいません。  その理由を、実務体験から説明します。

戸籍謄本も、間違う時がある

遺言書を作る時に、戸籍謄本は必要です。  昔の戸籍謄本をじっくり見た人は、少ないでしょう。  記載に、誤字脱字があることがあります。  これは、訂正することができます

マイナンバーカードの問題と同じで、手入力の時に間違えてしまうことがあります。  これは、本人から届出なければ見つけられないものです。  見つけた時は、訂正しましょう

この手間を、遺言書を作る時にやっておきましょう。

戸籍謄本を、訂正する

戸籍謄本は、訂正することができます。  本人や家族でなければ、誤字に気づくことはなかなか難しいものです。  気が付いたときは、必ず、訂正してください。  

訂正する、やり方

伝言ゲームのように、途中で、間違っている場合が多いです。  この場合は、その変化した状態を証明しなければなりません。

もともとの正しい戸籍謄本と、間違っている戸籍謄本の両方で、確認します。  手書き、手入力らしい、間違いが多いです。  そこを、役所で確認してもらいます。  役所も、内心はシマッターと思いながら、訂正してくれます

訂正には、時間がかかる

ほとんどが「職権」、つまり、役所内部で訂正します。  申請書や届出書は、必要ありません。  役所内部で、さまざまな訂正書類を作成します。

最終的には、法務省で決済されます。  その後に、訂正作業が始まります。  この間、1か月かかりました。  相続放棄などで、時間的余裕のない場合は、結構あせります。  この手間を、遺言書を作る時にやっておきましょう。

まとめ

① 戸籍謄本にも、間違いがあります

② 間違いを、訂正できる

③ 間違いは、本人しか分からない

④ 時間がかかります

⑤ 遺言書を作る時に、やっておきましょう

遺言書と相続 相談・作成は

町の法律家「行政書士富井ゆうきち事務所」におまかせください